デジタル教材「すらら」が、外国人向け日本語習得ICT教材「すらら にほんご」を来春リリース

2023年2月10日

アダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネットが、2023年春より、外国にルーツを持つ方を対象に、就労・留学・生活に必要なレベルの日本語を楽しみながら習得できるICT教材「すらら にほんご」の提供を開始する。

すららネットは、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内約 2,500の学校・塾などで33万人を超える児童生徒に提供している。また、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど、日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、2017年に東証マザーズ(現東証グロース市場)に上場したEdTechスタートアップ企業。

令和5年1月に更新された出入国在留管理庁の発表によると、日本に住む外国人労働者は約173万人と過去最高を記録。新たな在留資格として「特定技能」が創設され、日本における外国人の就労機会が増大する中、日本語教師不足や教務力のばらつき、教材や教育機会の不足という課題を抱えており、日本語指導に必要な受け入れ態勢が整備されている地方自治体は52.6%にとどまっている。

一方海外においても、日本語学習者数は増加しており、日本アニメや文化に対する関心・ビジネスや就職にあたっての必要性など、学習動機も多様化している。

今回発表した「すらら にほんご」は、アニメーションキャラクターによるレクチャー機能やAIを活用したアダプティブなドリル機能、テスト機能を装備し、誰でもどこでも正しい日本語を体系的に楽しみながら学べることが特徴。「すらら」は日本以外にも、インドネシア、フィリピン、スリランカ、エジプトで海外版を展開しており、そのノウハウも活用する。

「すらら にほんご」の開発により、海外では中等教育機関や送り出し機関など、国内では小中学校や日本語学校、特定技能の資格を持つ外国人を受け入れる企業等、日本語学習市場に参入し新たなチャネルの開拓を行っていく。

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