社会課題解決をテーマにした学生による学生のための開発コンテスト、大賞が決定
2020年10月27日
一般社団法人コード・フォー・ジャパンは、2020年10月25日、学生向け開発コンテスト「Civictech Challenge Cup U-22」(以下、CCC U-22)の最終審査会を開催した。
7・8月に募集した参加者105名が夏季休暇の期間を活用してチーム開発。
大賞には、チャットで自分に合った支援・補助などの制度がわかる「Civichat」が選出された。
受賞作品一覧
- 大賞:Civichat
- オーディエンス賞:noob_fighter
- クリーチャーズ賞:Hrasvelgr
- アカツキ賞::(){:|:&};: (ForkBomb)
- UDトーク賞:でんとつー
- さくらインターネット賞:でんとつー
- ヤフー賞:itrink
- Salesforce賞:Hrasvelgr
- ヤマト賞:Code By Ray
- PLAID賞:noob_fighter
受賞作品・コメント紹介
Civichat(最優秀作品 大賞)
チャットで自分に合った支援・補助などの制度がわかる「Civichat」
中長期的な視点をもって開発してきました。CCCの開発期間が終わった後も、目安箱をつくることや、デジタル改革アイデアボックスに要望を出す、熊本市の実証実験に応募するなど、本格的な実装に向けて進めてきました。
でんとつー(UDトーク賞・さくらインターネット賞)
画像処理技術を用いた手話初学者向け指文字学習アプリ「Suwagate」
技術担当が試験で欠席となってしまったので、技術面の回答が不十分だった部分もあるかとおもうのですが、受賞できて嬉しいです。授与いただきありがとうございます。開発した内容は、GitHubにオープンソース化してあげているので、ご覧いただきみなさんにもイシューを投げていただき、改良を進めていきたいです。今後も開発していきますので、よろしくお願いします。
Hrasvelgr(クリーチャーズ賞・Salesforce賞)
保育園を想定した水分補給・熱中症予防の傾きセンサーIoT「Waterecord」
受賞を機に、今後も実際の保育園での活用に向けた改良を続けていきたいと思いました。もっと素晴らしいものがつくれるように頑張っていきます。ありがとうございました。
noob_fighter(PLAID賞・オーディエンス賞)
二酸化炭素センサーを用いた密回避システム「密チェッカー」
コロナ以降、昨年までとは全く違う社会になってしまったので、人に役立つものをと考えたときに今まで通りの生活を取り戻すためにこのようなツールの開発が必要なのではないかと考え、作りました。これからもいろいろな課題に取り組んで、実際に普及して使ってもらえる段階まで展開していきたいと考えています。
CCC U-22とは
CCC U-22は、エントリーした学生がチームを組成し、社会課題を解決するアイディアを考え、実際にその解決に向けたサービスのプロトタイプを開発する実践的な開発コンテスト。
「COVID-19の影響で、インターン先が無くて同級生が困っている。サマーインターンに参加できないと、就職にも影響する」という旭川の高専生の社会課題に関する意識がきっかけとなり、それに賛同した東京・関西・北海道・新潟の有志学生がコントリビュートする形で企画・運営されている。
学生が開発実績を積むことで、単なる開発コンテストではなく、若年層の就職機会の減少という社会課題の解決を目指したイベント。