eboard 学習困難を支援する「やさしい字幕」がジャパンSDGsアワードを受賞!

2021年12月28日

NPO法人eboardが取り組む、ろう・難聴児、外国につながる子等の教育機会を保障する「やさしい字幕プロジェクト」が、12月24日、第5回「ジャパンSDGsアワード」(主催:SDGs推進本部、本部長:内閣総理大臣)において、「SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞」を受賞した。

(左から松野官房⻑官、eboard代表中村、岸田総理、林外務大臣)

「ジャパンSDGsアワード」とは?
持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた企業・団体等の取組を促し、オールジャパンの取組を推進するために創設。SDGs達成に資する優れた取組を行っている企業・団体等を、SDGs推進本部として表彰するもので、NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関等の広範な関係者が集まるSDGs推進円卓会議構成員から成る選考委員会の意見を踏まえて決定される。

「やさしい字幕プロジェクト」とは?
NPO法人eboardが提供する約2,000本の映像授業に、学習のハードルが下がる簡素化された日本語字幕および自動翻訳字幕をつける取り組み。ろう・難聴児、外国につながりのある日本語支援が必要な子ども、発達の障害や認知特性から視覚による支援が必要な子どもを主な対象に、普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい「やさしい日本語」を参考に字幕を作成。

新型コロナウイルス感染拡大のなか、18の企業・団体からの社員ボランティア、個人の在宅ボランティア合わせて1,000名以上の協力のもと、約2,000本の映像授業に字幕がつけられた。義務教育課程を広く扱った映像授業としては、日本で唯一、字幕による学習機会の保障を実現することが可能になり、これらの映像授業および字幕には、すべて無償でアクセスすることができる。

また、同プロジェクトでは、Salesforceから新型コロナウイルス関連の緊急支援の寄付を受け、学校・教育現場における「やさしい字幕」の実証を進めているという。実証の成果および活用事例については、今後広く公開して周知をはかり、学校・教育現場に届けていくとのこと。

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