中学生の英語勉強法! 単語・文法・熟語のアプリ活用法教えます
2021年6月10日
文部科学省の学習指導要領によると、2020年度から小学5~6年生の英語の授業は「外国語」という教科になりました。つまり、英語を前倒しで教科として習うことにより中学校の英語学習も今までとは変わってきます。
本格的に英語学習が始まる中学生は、勉強方法に悩む人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、塾や英会話教室に通わなくても自宅での学習がはかどる英語アプリをご紹介します!
参考)外国語教育:文部科学省
この記事の目次
中学英語はこの学習ステップを意識しよう!
幼児から高校生までを対象にオーダーメイド指導を行っている家庭教師のアルファによると、英語学習には次の4つのステップを意識すると良いそうです。
- 単語を暗記する
- 音読する
- 文法を理解する
- 訳する
今回はこの4つのステップに沿って英語学習アプリを紹介していきます。
ステップ① 単語・熟語暗記におすすめのアプリ
小学校では3年生から6年生までの4年間で600個から700個の英単語を習います。2020年度より、以前は中学1年生で習っていた単語も小学校で一部習うようになりました。
さらに2021年からは中学英語の指導要領も変わり、自分の考えを英語で伝えるコミュニケーションに重きを置くようになりました。それに伴い中学生が扱う英単語は以前の1,200語から1,600~1,800語と大幅に増えています。
英単語がわからないと英文を読むことも書く事もできません。また、一度覚えても、日常生活で使わなければ忘れてしまうかもしれません。
では、簡単に英単語を覚えられるアプリを紹介していきます!
mikan
「mikan」は、英単語を見て「覚えている」「覚えていない」とチェックしながら覚えることが出来ます。
そのため暗記カードを手書きで作らなくても、暗記カードのように英単語を確認できます。
学習したい本を選んでその内容をチェックする方法となっており、書籍によっては有料プランに入らないと使えないものがあります。
中学生の基礎英単語は無料でチェックできますが、単語数を増やしたい時は有料プランに入り教材を増やすか、オリジナルの単語帳を作成すると良いでしょう。
日本語から英語、英語から日本語に訳せるようになったら、書けるかどうかスペルのチェックも忘れずにしましょう。
英単語スペル3600
「英単語スペル3600」は出てきたアルファベットを正しい順番に並べ替える、というスペルチェックのアプリです。
アルファベットを選ぶと風船がバンッと割れる音がして、リズミカルに押したくなります。単語を読み上げてくれるので、発音の確認もできます。
繰り返し確認したい単語にチェックをつけておいて、まとめて学習する機能もあります。間違えやすい単語を繰り返しテストすることでより定着を図れます。
ステップ② 音読学習におすすめのアプリ
身近な出来事の英語表現が中心だった小学校とは違い、中学校では社会的な話題についても自分の考えを英語で話すことを求められます。
そのため、口を動かす音読学習が必要になってきますが、1人だと発音がわからず学習がすすめにくいかもしれません。
英語の発音をチェックできるアプリを2つご紹介します。
英語発音
発音をチェックするアプリは有料が多いのですが、こちらの「英語発音」はすべて無料で使うことができる発音練習アプリです。
マイクをオンにして文章を読み上げてみましょう。発音が正しければ◎になります。
あいさつ、おでかけ、といったシチュエーション別に英文が出てきますので、お手本を聞いたあと、マイクをオンにして発声しましょう。お手本は何度も聞くことができます。
口を動かしてみると思ったよりうまく音が出せず、日本語との発声の違いに戸惑うかもしれません。
短時間でも毎日発声して英語に慣れることが大切。ひとつのチェックが3~5問と気軽に挑戦しやすくなっています。
TALKING Marathon®(トーキングマラソン )
トーキングマラソンは会話が続くように文章を考えて答えるアプリです。
いきなり英語で話しかけられるので中学生には少し難易度が高く感じるかもしれません。しかし自分の言葉で会話できれば、学んだ知識が身に着いたかどうか確認することができるのではないでしょうか。
月額3,980円の有料アプリですが、2週間のお試し期間があります。アプリをインストールしたら「Start Demo」の文字からトライしてみましょう。
自分が話した英語もテキスト化されて表示されます。トーキングマラソンはAI相手に英会話を行うので、オンラインや対人だと抵抗がある方も挑戦しやすいのではないでしょうか。
ステップ③ 文法学習におすすめのアプリ
小学校では、「身近で簡単なことを、例文を参考に英語で書く」ということを目標とします。しかし中学校では、自分の考えや気持ちなど正確に英文にすることが求められます。
慣れ親しんだ日本語とは違う文法なので、英文の組み立ては難しく感じるのではないでしょうか。まず穴埋めや並べ替えからチャレンジしてみましょう。
実戦!中学英文法330
「実践!中学英文法330」では、穴埋め方式で英文を作成するアプリです。効果音が少なく静かなアプリなので、場所を選ばず英文練習をすることができます。
こちらは一般動詞や代名詞など、学びたい項目を選んで問題を解くスタイル。穴埋め問題なので、一から英文を組み立てるより抵抗が少なく、文法を学べるのではないでしょうか。
早打ち英文法
「早打ち英文法」はステップ①単語・熟語学習で紹介した「英単語スペル3600」と同じ作りのアプリです。単語やアルファベットを素早く正確に並べ変えて英文を作成します。
文章が長くなってくると、単語の並べ替えに迷うかもしれませんが、間違ったところはあとから挑戦することが可能です。
何度も挑戦することで、英語の文法に慣れてくるのではないでしょうか。
ステップ④ 訳する
英語を日本語に、日本語を英語に訳す練習をしましょう。文章を訳してみると、文法の使い方や単語の意味にあらためて気が付き理解が深まるのではないでしょうか。
英語学習ゲーム 【英語物語】
英語物語は英語で物語を進める形式の英語学習アプリです。英文を読みながら音声を聞くことができます。物語を進めていくうちに自然と英語を日本語に訳すので、楽しみながら英語の訳が行えます。
英作文が身に付くアプリ! BT Writing
自作した英作文を外国人講師が判定してくれるというアプリです。無料でも文法などの学習コンテンツが使えますが、月500円の有料会員になると英作文の判定ができるチケットが5枚貰えます。今ならアカウント登録すれば一枚チケットのプレゼントがありますので試してみてはいかがでしょうか。
総合的に力をつけるならこのアプリ
英単語、音読、文法と学習を進めてられたら、総合的な学習にチャレンジしてみましょう。
総合的なアプリは一つで色々学習できて便利な反面、苦手を克服するための操作性に乏しい場合があります。
総合的な学習を行えるアプリで実力をテストし、理解不足を感じた箇所をこれまでに挙げたアプリで復習すると効果的ですよ。
どこでもワーク 英語1年
「どこでもワーク 英語1年」は教科書に沿った英語復習アプリです。
文法特訓で単元ごとに理解度をテストすることができます。単語と熟語、両方のチェックができる暗記カードタイプの項目もあります。
一学年で習う英語をまるごとチェックすることができるので、自分がどのくらい理解しているか把握できるのではないでしょうか。
なお、アプリ自体が学年別で用意されていますので学習したい学年のアプリを利用してください。
<英検公式>スタディギア for EIKEN
「スタディギア」は英検公式の学習アプリです。学びたい級を選ぶとそれに合わせた問題を出してくれます。
こちらのアプリは、毎日の勉強時間を設定し、学習を始めると自動でタイマーが記録してくれます。学習時間が目で見えるようになると学習意欲につながるというタイプにはもってこいですね。
単語、リスニング、文法、リーディングとそれぞれ単元別に学習を進めることができ、有料コースはさらに過去問と補充問題を解くことができます。
解いた後は、必要な学習範囲のうちどのくらい学習したか表で見ることができます。
中学生の英語でも十分海外で通用する!
日経ビジネスの記事によると、会話に必要とされる基礎的な英語は中学卒業時点で学習を終えているのだとか。
中学3年間で習う英語をしっかり身に着けておくために、今回ご紹介した無料アプリを活用してみてはいかがでしょうか。